AA batteries (単3電池)
2005年 04月 30日
たとえば、各種の電池を英語で何と呼べばいいか。「バッテリー」というカタカナ語になっているくらいだから、電池のことをbatteryというところまではわかる。しかし、電機メーカーに勤めるまでは、個々の電池、たとえば「単3」電池を英語で何と言うのか知らなかった。
規格の違いからか、米国では各サイズの電池の呼び方が日本語とはまったく異なる。もっともよく使う単3電池は AA [発音は"double A"] batteryという。たとえば、「単3電池4本で動く」なら、work on four AA batteries (またはAA cells)と言えばいい。
単3よりひとまわり小さいは単4は AAA ["triple A"]という。最近はあまり使うことがないせいか、本稿を書くまで忘れていたが、単1はなぜか D 、単2は C というらしい。
乾電池の種類はせいぜいこれくらいだから、まだいい。サイズが様々なボタン電池を買うのは面倒だ。「CRの何番」とかいうややこしい名称を知らないと、日本語でも買えない。私の場合、使い切った電池を取り出して、店まで持っていって見せながら、「このタイプの電池をちょうだい」(I'd like to have a battery of this type, please.)と言うことにしている。
作る側の都合で作られた規格やら名称を、素人がいちいち覚えてもいられない。
(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第4号掲載) ©Yoshifumi Urade 2003