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by eigoyasan

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AA batteries (単3電池)

海外で生活した経験のない私の場合、身近にあるものを英語で何と言うのかわからないことがままある。

たとえば、各種の電池を英語で何と呼べばいいか。「バッテリー」というカタカナ語になっているくらいだから、電池のことをbatteryというところまではわかる。しかし、電機メーカーに勤めるまでは、個々の電池、たとえば「単3」電池を英語で何と言うのか知らなかった。

規格の違いからか、米国では各サイズの電池の呼び方が日本語とはまったく異なる。もっともよく使う単3電池は AA [発音は"double A"] batteryという。たとえば、「単3電池4本で動く」なら、work on four AA batteries (またはAA cells)と言えばいい。

単3よりひとまわり小さいは単4は AAA ["triple A"]という。最近はあまり使うことがないせいか、本稿を書くまで忘れていたが、単1はなぜか D 、単2は C というらしい。

乾電池の種類はせいぜいこれくらいだから、まだいい。サイズが様々なボタン電池を買うのは面倒だ。「CRの何番」とかいうややこしい名称を知らないと、日本語でも買えない。私の場合、使い切った電池を取り出して、店まで持っていって見せながら、「このタイプの電池をちょうだい」(I'd like to have a battery of this type, please.)と言うことにしている。

作る側の都合で作られた規格やら名称を、素人がいちいち覚えてもいられない。

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第4号掲載) ©Yoshifumi Urade 2003
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by eigoyasan | 2005-04-30 09:32 | こんな英語、見つけたよ
これから行楽シーズンに入り、真新しいデジタルカメラを持って写真を撮る機会が多くなるかもしれない。

その昔は写真撮影といえば、素人でもそれなりの知識や技術が必要な趣味の領域であったが、AF(オートフォーカス)カメラが出現するに至って、距離計(rangefinder)や露出計(exposure meter)を頼りに焦点距離や絞りをいちいち調整することなく、誰でも手軽に写真が撮れるようになった。

とはいえ、写真の構図くらいは、撮る人が自分で決めないといけない。普通はそのまま横向きの画像で撮ることが多いだろうが、人物の全身を撮るなら縦向きにしたほうがいい場合もある。

この「縦向き(縦長)」と「横向き(横長)」を英語で言う場合、日本語の発想そのままにそれぞれverticalと horizontalと言ってもいい。たとえば、「写真を縦向きに撮る」はtake a vertical shotという。

しかし、英語にはこれとは別に、portrait(縦向き)、landscape(横向き)という言い方がある。portraitには「肖像画」、landscapeには「景色」という意味があり、おそらくはそういう用途に由来した言い方だろう。今日ではその原義とは別に、画像や用紙の向きについて「縦向き」「横向き」という意味でも使われている。

たとえば、この意味のportraitを使ってdisplay the document in portrait orientation(文書を縦長に表示する)ように言うことができる。

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第3号掲載) ©Yoshifumi Urade 2003
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by eigoyasan | 2005-04-22 17:56 | こんな英語、見つけたよ

VCR(VTR)

私たち日本人がふつうVTR(video tape recorder)と呼んでいる家庭用ビデオデッキのことを、アメリカ人はVCR(video cassette recorder)と呼ぶ。海の向こうでは、この意味でVTRという言葉を使う人は少ないらしい。

もちろん、VTRという英語がけっして誤っているわけではない。ただ、ふつうはテレビ(television set)の下あたりに鎮座している家庭用のカセット式ビデオテープレコーダーを指していう言葉としては、米国ではマイナーだということだ。

私と同年代、またはその前後の年代の方なら記憶にあるだろうが、昔のオーディオテープは、裸のテープを、リール(reel)と呼ばれる2個の円盤の片方からもう一方に巻き付けながら、録音または再生していた(オープンリール方式)。「テープレコーダー」(tape recorder)と呼ばれたこの装置は、やがて一般家庭にも普及した。

その後、1960年代の後半になると、カセット(cassette)と呼ばれるケースに収納されたテープを用いる簡便なカセットテープレコーダー(cassette tape recorder)が出現した。1970年代にこれが普及するにつれて、オープンリール式のテープレコーダーはやがて家庭から姿を消した。

ビデオテープレコーダーも、放送局などで当初使われていた業務用の装置は、初期のオーディオテープレコーダーと同様、オープンリール方式であった。その当時はたぶん、VTRという呼び名しかなかったはずだ。

ところが、オープンリール式から普及したオーディオのテープレコーダーとは違って、VTRの場合は、1970年代後半から普及し始めた家庭向けの製品が、すでにカセット式(ベータ方式およびVHS方式)だった。アメリカなどでVTRの代わりにVCRという言葉が定着した経緯は定かではないが、どうやらこのような歴史的背景に一因がありそうだ。つまり、日本では古くからあるVTRという言葉がそのまま残った一方、米国では、家庭に普及したカセット式ビデオテープレコーダーを言い表すVCRという言葉が、それに代わって主流になった。そういったところだろう。

調べてみたところ、据置型VTRという意味でこの国でよく使われている「ビデオデッキ」(video deck)という言葉も、米国ではほとんど使われていないらしい。とはいえ、Googleで検索してみると、海外のホームページでもvideo deckという言葉も散見される。海外でまったく流通していない言葉でもないようだ。

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第2号掲載) ©Yoshifumi Urade 2003
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by eigoyasan | 2005-04-21 11:45 | こんな英語、見つけたよ
このカテゴリーでは、産業翻訳者としての経験やノウハウを活かして、日常生活や仕事で見つけた英語表現、それをどうやって見つけたかなどについて気軽に読めるコラムを目指します。辞書ではなかなか見つけられない英語を見つけるテクニックもご紹介していきたいと思います。

なお、ここに載せる記事は、私が2年前から発行しているメールマガジン「英語屋さんの作りかた」(月2回発行)に以前掲載した記事の中から選んで転載します。
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by eigoyasan | 2005-04-21 11:37 | ご案内

ブログ開設しました

ホームページを作ってもう十年になる私ですが、新たな情報発信の試みとして、いま流行のブログも作ってみることにしました。どうぞよろしく!

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なお、仕事柄、締め切りに追われていることが多い上に、メインのホームページのメンテナンスのほかメールマガジンの発行もありますので、どれだけマメにブログを更新できるかわかりません。せっかくコメントやトラックバックをつけていただいても、それを拝見したりお返事をさせていただいたりすることができないかもしれませんので、どうぞご容赦ください。
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by eigoyasan | 2005-04-21 10:51 | ご案内