新著『英語で夢を見る楽しみ』(財界研究所)発売中!


by eigoyasan
このところ少し空き時間ができてきたので、これを機会にcgiで営業用の「翻訳小僧へのお問い合わせ・ご依頼用フォーム」を作ってみました。

なにしろ私はcgiの知識などほとんどないもので、できるだけ簡単に扱えるフリーのプログラムを探し回った結果、yomiさんのウェブサイト"WonderLink"で私にも使えそうなYomi-Mailerというメールフォーム作成用のプログラムが見つかりました。必要なファイルをすべてFTPでサーバーにアップロードしてしまえば、あとはブラウザで各項目を設定してフォームを完成させられるというスグレモノ。お蔭様で、無知な私でもサクサクとメールフォームを作ることができました。

実は数年前、HTMLのmailto機能を使ってメールフォームを作成したことがありますが、送信元のパソコンのメーラー設定によってはうまく動かないこともあってあえなく廃止…。でも、今度はcgiだから大丈夫! 今まではHTMLしかいじれませんでしたが、これを機会に少しcgiを活用してみたいと思います。
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# by eigoyasan | 2005-06-17 22:59 | 仕事の小道具
技術翻訳の仕事をしている人ならおなじみの表現に、fireproof(耐火性の)とかwaterproof(防水性の)という便利な形容詞がある。後者は「ウォータープルーフ」というカタカナ語になって、すでに日本語でも定着している。

似たようなものをいくつか挙げると、bulletproof(防弾の)、dustproof(防塵型の)、shockproof(耐衝撃性の)、weatherproof(耐候性の、全天候型の)などいろいろとあっておもしろい。childproofというのもある。「子どもにとって安全な」という意味らしい。『ビジネス技術実用英語大辞典』(海野文男+海野和子 両氏編、日外アソシエーツの電子版をお持ちの方は、proofと入れて後方一致検索してみるといい。

先週6月7日(火)発売の『財界』誌掲載のコラム「英楽通法」には、foolproof(フールプルーフ)について書いた。上述の言葉と違って適当な日本語がないが、「fool(バカ)の使用にも耐える」、つまり、誰でも使える、利用者がどのような使い方をしても絶対に危険を起こさないように設計してあるという意味で使われる。これに近い意味の言葉として、生産現場には「ポカよけ」、俗語に「バカチョン」という日本語があるが、漢字で表せるきちんとした言葉が見当たらない。

この言葉に限らず、和訳をしていて適当な日本語がない場合は、カタカナ表記の外来語に頼ってしまうことが多い。しかし、専門外の人に「フールプルーフ」といっても、あまりピンと来ないかもしれない。physicsを「物理学」、libertyを「自由」と訳した明治時代の先人に倣って、漢語を作る努力がもう少し必要な気もする。

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第47号掲載) ©Yoshifumi Urade 2005
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# by eigoyasan | 2005-06-14 15:20 | こんな英語、見つけたよ
Windowsはタスクバーの右下に時計がデジタル表示されますが、なんだか味気ない… そう感じて探して見つけたのが、たらさん制作のフリーウェア「きつねとけい」。かわいい動物(または女の子)のキャラクターが、これまたかわいい声優さんの声で時刻を教えてくれます(音声なしも可)。

この時計、かわいいだけでなくて、とても使いやすいのが特長。アナログ/デジタル表示切り替えはもちろんのこと、カレンダー表示や時刻合わせなど、時計に欲しい機能はことごとくついています。それだけでなく、パソコンのデスクトップに置くことをよく考えて作られています。デスクトップ上の好きな場所に表示させられるし、表示の大小も切り替えらえるし、カーソルを近づけると時計が横に逃げたり消えたりするように設定することもできるので、作業をしていて邪魔になりません。

キャラクターが変えられるだけでなく、季節に合わせて背景の景色が変化するのも風流でいいですね。私のデスクトップにはもはやなくてはならないツールです。
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# by eigoyasan | 2005-06-09 19:08 | 仕事の小道具
国内外で最近、児童虐待(child abuse)を伝えるニュースが後を絶たない。なかでも、児童に対する性的虐待で逮捕された米国の某有名歌手の裁判が注目を集めている。

米国のテレビニュースが伝えるところによると、彼にかかっている容疑はchild molestationだという。暴力等による虐待行為一般を指す用語としてはchild abuseという言葉がよく使われるが、molestationのほうは主に性的ないたずらとか猥褻行為について使われるようだ。

もっとも、その某有名歌手については、もう10年以上も前からそういう噂が絶えずつきまとっている。いかにスーパースターとはいえ、そういう彼のところに大事な子どもを遊びに行かせる親の気が知れない。最近は日本国内でも子どもをないがしろにする親が増えているというが、これもアメリカ文明の影響なのだろうか。

以前、家内とそういう会話を交わしながらNHKの「にんげんドキュメント」という番組を見ていたら、狂言師の野村萬斎氏が3歳のわが子に狂言の稽古をつける場面が出てきた。猿の役を演じるその子に腰縄を打って後ろから追っているその姿を見て、私は「知らない人が見たら児童虐待だと思うね、この場面」と冗談まじりに家内に言いながらも、叱られて泣きじゃくる息子を真剣な眼差しで見つめるその姿に心打たれた。

子育てというものは、ただ甘やかしたり自由に任せたりすることではない。野村萬斎氏の姿には、伝統芸能を息子に継がせたいという思いだけでなく、父から子へと正しく伝えるべき日本古来の父性(paternity)のようなものが感じられた。

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第11号掲載、一部加筆) ©Yoshifumi Urade 2003
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# by eigoyasan | 2005-06-06 09:16 | こんな英語、見つけたよ
ブラウザの検索結果などをWord(2002)のファイルにコピー&ペーストする際に、どうにも気に入らないことがひとつあります。この操作をするたびに、文字列の右下にボタン(スマートタグ)が現れて、書式をどうするか選択しなければならないのです。

しかも悪いことにこの機能、デフォルトでは「元の形式を保持」に設定されていて、(私が知る限りは)変更できないので、コピー&ペーストするたびにいちいち「貼り付け先の書式に合わせる」か「テキストのみを保持」のラジオボタンをクリックしなければなりません。一度や二度くらいならいいのですが、膨大な作業をしている最中に何度もこれをやらされるとイライラします。

そこで探し出したのが、「テキペ」という便利なフリーウェア(作者:まんぼうさん)。これを起動させておくと、余計な書式はすべて解除され、テキストだけをコピーすることができます。こうすれば、いちいちスマートタグが現れて選択を強要されることなく気持ちよく作業を進めることができます。書式も一緒にコピーしたければ、Ctrl+Altを押せば機能を一時停止できるなど、とても機能的にできています。

テキペはこちら(Vector)でダウンロードできます。
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# by eigoyasan | 2005-06-02 13:37 | 仕事の小道具
実務で英語を使っていると、availableという単語は本当に重宝する。

そのことに私が気付いたのは、たしか会社の現場で仕事をするようになってからだった。「在庫がある」は、The inventory is available.といえばいい(拙著『国際業務のABC』pp.35-36参照)。

「市場に出回っている、販売されている」という意味でも使える。たとえば、Is such an option available?(このようなオプション品は買えますか)という具合に使う。「市販されている」という意味をより明確にしたいならcommercially availableという表現がある。

Are you available tomorrow evening?(明日の夕方は空いている?)というように、人についても使える。応用範囲の広い、実に便利な形容詞である。

これほど便利な単語なのに、学校ではあまりよく習った記憶がない。もちろん、教師は一生懸命に教えていたのに、私が聴いていなかっただけかもしれない。

だが、この言葉を英和辞典で引いてみると、辞書によってはそれほど多くの紙面が割かれていないことに気付く。私のパソコンに入っている辞書でざっと検索してみたところ、この言葉の様々な用例を多数収録している辞書がいくつかある。

そのひとつが、以前から機会を捉えては皆さんにお奨めしている『ビジネス技術実用英語大辞典』(海野文男+海野和子 両氏編、日外アソシエーツ)である。私が愛用しているCD-ROM版のほか、(紙の)書籍版も以前から出ている。

実務で英語を書くなら、普通の英和辞典や英英辞典のほかに、こういった使い出のある単語やその用例が充実している実用的な辞書を備えておくことをお勧めしたい。

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第8号掲載、一部加筆) ©Yoshifumi Urade 2003
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# by eigoyasan | 2005-05-31 10:01 | こんな英語、見つけたよ
Googleのウェブ検索で「ウェブ全体を検索」の右側に表示される「日本語のページを検索」を選択して、日本語の訳語を探し当てられることがあります。

たとえば、embryo stem cellという言葉に当たる日本語が、手元の辞書を引いても見つからないとします。この言葉を"embryo stem cell"とくくって「ウェブ全体で検索」すると、その言葉が含まれる英文のウェブサイトがずらずらと表示されてしまいます。

そこで、その言葉を入れたまま、今度は「日本語のページを検索」のラジオボタンをクリックしてからふたたび「Google検索」ボタンを押すと、今度はその言葉が含まれる日本語のウェブページだけが表示されます。それらをざっと見て回ると、「胚性幹細胞」「胚幹細胞」「ES細胞」などの日本語の訳語が見つかります。

もちろん、山とあるウェブサイトは玉石混交ですから、必ずしも適切な訳語でないものを引き当ててしまうこともよくあります。検索結果を一覧して、広く使われている訳語を探し当てましょう。

この方法は、辞書にまだ収録されていないような新しい言葉や特定分野の専門用語の訳語を探すのに便利です。
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# by eigoyasan | 2005-05-26 23:38 | 仕事の小道具
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当家の長老ネコのドラちゃんが、5月10日(火)の夕方、天国に旅立ちました。数えてみたら、以前住んでいた品川区中延の賃貸マンションの近くでうろうろしていた彼に出会ってから(注1)、すでに9年の歳月が流れていました。享年(推定)15歳。

かつてのノラ暮らしがたたったせいか、ドラは数年前からすでに腎臓を患っていました。それでも、食欲がなくなるたびに手を替え品を替えしながら出したキャットフードや刺し身をよく食べながら、亡くなるほんの数日前までは元気に暮らしていました。

しかし、この数ヶ月間でドラの足腰はかなり弱り、身体も細くなっていましたので、私たち夫婦も、「その日」が来るのはそれほど遠くないだろうと覚悟していました。

ドラはその数日前から、いつもは入らない風呂場に入っては、そこにぼうっと座っていました。ベランダに連れて行っても、あれほど好きだった日なたぼっこもしないで、そそくさと帰ってきました。さすがはネコだけあって、自分の命がまもなく尽きることをドラは知っていたのでしょう。

食欲も急に落ちましたが、そこはグルメのドラのこと。いつものネコ缶は食べなくても、大好物のマグロやアジの刺し身はおいしそうに食べてくれました。それも口にしなくなったので、ドラが食べたことのないシャケを家内に焼いてもらうと、それはハグハグと食べてくれました。もうこうなったら、食べてくれるものを食べさせるしかありません。

亡くなる前日にはいよいよ水も飲まなくなったので、これはもういけないと思い、かかりつけの獣医の先生のところに連れていきました。腎臓が悪いネコに特有の症状として、ドラはこれまで、水をよく飲むことで身体のバランスをとってきました。現在の医療では、ネコの腎臓は元に戻せません。水を飲まなくなると、やがて尿毒症に陥り落命することは前から聞いて知っていました。

先生は「ああ、骨と皮だけになっちゃったね。痛くない注射をするからね」と優しくドラに言いながら、私たちにこう説明しました。「ネコが冷たいところに行きたがるのは、もう先が長くないということなんです。心臓の音も元気なころの半分くらいに弱っています。すでにお気づきだとは思いますけど…」 

私たちはドラを連れて帰り、住み慣れたこの家から旅立たせてあげることにしました。ただ安らかに逝ってくれることだけを祈っていました。家に帰ったときには与えた砂糖水をぺちゃぺちゃと飲んでいたドラでしたが、その翌朝、1階奥の薄暗い静かな和室に這うように入ると、そのまま畳の上で深い眠りにつきました。

2階で仕事をしていた私は、30分おきにドラの様子を見に行きました。すでに口に水をつけてもなめようともしないドラは、そっとしておいてあげるのがいいでしょうと先生にも言われていたので、ただ見守るしかありませんでした。何度目かに見に行ったとき、ドラがとても幸せそうな笑顔を浮かべていたのが救いでした。その日の夕方、ドラは苦しんだ様子もなく、そのまま静かに息を引き取りました。

ドラの長い体が入るような段ボール箱をようやく見つけた私は、その中に彼の亡骸を横たえました。家内と義母が庭で花を摘んできてくれました。(火葬にするので本当はいけないのですが)そのほかに、若かったころドラが愛用していたプラスチック製のネコジャラシとスティック状の袋に入ったドライフードを2本ずつ入れると、箱のフタを閉じました。

その翌朝。ペットの供養をしてくれるお寺の車がドラを迎えに来てくれました(注2)。宅配便のドライバーのような制服を着たお兄さんが玄関先で「お預かりします」と言ってくれました。でも私は「見送りに行きたいので…」と言って、最後にもう一度ふたを開いてドラにお別れを言ってから、その棺を自分の手で車に運びました。

走り去る車を見送りながら、家内も私も心の中で同じような言葉をつぶやいていました。

 「ドラちゃん、またおいで!」
 「またどこかで会おうね、ドラちゃん!」

9年前、大きな身体を揺らしながら私たちの家に上がりこんできたドラは、そのときと同じように悠々と旅立っていきました。数え切れないほどの思い出と、心の中にぽっかりと大きく空いた穴を私たちに残して…。

【参考】
(注1) 寄稿「ドラのお仕事」(2000年当時、元気だったころのドラの話) 

(注2) ドラが眠る慈恵院(府中本山)のホームページ 
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# by eigoyasan | 2005-05-24 23:17 | Milestones
fireという単語を「火」とか「火事」という意味の名詞で使うのは中学生でも知っている。高校生くらいになると、「火をつける、発砲する、(大砲など)を発射する」という意味の動詞として学ぶ。その昔読んだ子供向けの冒険小説には、大砲の後部から出ている火縄にタイマツで火をつけるような挿絵で読んだが、おそらくそのあたりが語源だろう。

現代の大砲はもちろんそんなふうには発射しないが、「発射!」という号令には今でも"Fire!"という英語が使われる。SF映画を見ても、"Phaser, fire!"(フェイザー砲、発射!)などというセリフが聞かれる。フェイザー砲なるものがどういう原理の兵器かは知らないが、まさかタイマツで火はつけまい。

さらに大人になると、今度はfireが「クビにする、解雇する」という少し嫌な意味でも使われることを知る。もともとは口語表現だったらしいが、辞書で「解雇する」と引くと出てくるdismissといった単語よりも見聞きすることが多いようだ。

もっとも、映画やドラマで見かけるように、相手に面と向かって"You're fired!"(おまえはクビだ!)などと怒鳴る上司はほとんどいないらしい。それはそうだろう。常識的にはもっと婉曲な言い方をするはずだ。

直接的な表現で「クビ」「解雇」「人員整理」などというのが忌み嫌われているのか、この国では最近「リストラする」という言葉がその意味でよく使われている。しかし、英語のrestructuringとは「再構築、再構成」の意味であって、restructureされるのはcompany(会社)のようなorganization(組織)、せいぜいjob(仕事)である。「従業員(人)をrestuctureする」という言い方はしない。

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第6号掲載、一部加筆) ©Yoshifumi Urade 2003
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# by eigoyasan | 2005-05-21 15:56 | こんな英語、見つけたよ
Googleデスクトップ検索(ベータ版)が日本語でも使えるようになったと聞いて、仕事の合間にインストールしてみました。

これにより、ウェブ検索と同様の機能を使って自分のパソコンの中にあるファイルを検索することができるようになりました。検索結果は、ウェブ検索と同様に瞬時に表示されるので、覚えている断片的な言葉を頼りにその言葉が含まれている資料を探し当てることができて便利です。

現時点ではまだベータ版しか出ていないようですが、これまで使ってみたところでは、トラブルは起きていません。使い方もいたって簡単…というより、通常のウェブ検索と同じウェブページに検索結果が表示されるので、新しいツールを導入したという感覚さえほとんどありません。

難点らしい難点といえば、OSがWindows XPまたはWindows 2000(SP3)以降でなければ使えないこと、それに、インストール直後に自動的に始まるインデックスを作る過程でハードディスクの容量をかなり食ってしまうことくらいでしょうか。(私のパソコンでは、ハードディスクの残り容量が0.3GBくらい減ってしまいました…。あわてて不要なアプリケーションを削除したり、保存していたファイルを別のハードディスク領域に移しました)。

でも、こういう便利なツールって、いちど使い始めるとなかなか手放せないんですよね…。
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# by eigoyasan | 2005-05-19 15:06 | 仕事の小道具