新著『英語で夢を見る楽しみ』(財界研究所)発売中!


by eigoyasan
Googleで英語の言葉を引くときに、ワイルドカードを使って検索すると便利な場合があります。任意の英単語を*(アステリスク)で入力して検索する方法です。

たとえば、unless ~specified(別に定めのない限り)という定型表現がうろ覚えで、~の部分が思い浮かばないとします。その場合は、"unless * specified"とGoogleに入力します。すると、unless otherwise specifiedという用例がずらずらと出てきて、otherwiseが正解だということがわかります。

ワイルドカード検索はこのほか、略語の一部が何の頭文字がわからない場合とかにも活用できて便利です。
[PR]
# by eigoyasan | 2005-05-15 14:17 | 仕事の小道具
100人を越える犠牲者と多数の負傷者を出したJR福知山線の列車事故は海外のマスメディアでも大きく伝えられたという。

その中で、分刻みで運行予定を守る日本の鉄道システムに対する驚嘆の声もあったようだ。私がときどきインターネットで見ている米国のテレビ局のニュースでも、特派員が"Even subways keep a strict, minute-by-minute schedule."(地下鉄でさえ、厳密な分刻みのスケジュールを守っている)と伝えていた。

もっとも、ときどき都営地下鉄を使っている個人的な経験からいうと、これは少し言いすぎではないかと思う。都営大江戸線が数分遅れることはよくある。都庁前の分岐点の接続も悪く、よく待たされる。通勤していない私でさえそう感じるのだから、毎日乗っている人はもっとそう思っているに違いない。これも、あくせく利益追求に走らない公営交通ならではかもしれない。赤字続きも困るが、利便性よりも安全性を考えると、少しくらい遅れるよりも安全確認を重視してもらったほうがいい。

鉄道会社や路線によっては、伝えられるように文字通り「分刻み」のスケジュールを守っているところもあるだろう。しかし、報道機関がこのように一般化して伝えると、逆に良からぬ誤信を招く危険がある。いわゆる「安全神話」とやらもそうだ。調べて言っているわけではないが、先進国の中で日本だけが抜きん出て公共輸送機関の事故発生率が低いということはおそらくないだろう。

安全面でも利便性でも日本人のやることはことごとく完璧だという過信が、日本企業の油断を招いてきたような気がしてならない。

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第45号掲載) ©Yoshifumi Urade 2005
[PR]
# by eigoyasan | 2005-05-14 16:03 | こんな英語、見つけたよ
産業翻訳に携わっていると、実物を見たこともなければ日本語の名称を聞いたこともない製品や部品の名前に出くわすことがままあります。そういうときに、意外に威力を発揮するのがGoogleの「イメージ検索」です。

Googleで最初に表示される「ウェブ検索」では、検索したい「言葉」が出ているウェブサイトを探して回りますが、その右隣にある「イメージ検索」をクリックして検索すると、その言葉に関係のある写真やイラストなどの「画像」を検索することができます。

たとえば、自動車のことをほとんど知らない人が、SUV(Sport Utility Vehicle)という略語の日本語訳を調べるとしましょう。辞書やネット検索で調べると、「スポーツ用多目的車」という日本語が出てきますが、これがどのような車種なのかまだよくわからないとします。

そこで発想を切り替えて、イメージ検索にSUVと入力します。すると、出てくる写真はいずれも日本ではRV(レクリエーショナルビークル)と呼ばれる車だということが見て取れます。

(なお、この場合、その日本語の訳文を読む相手が自動車に詳しい人なら「SUV(スポーツ用多目的車)」と訳しておけば十分でしょうが、そうでない一般の人に読んでもらうものなら、「RV」と訳すか、SUVのまま残しておいて「RV車のこと」と注記しておいたほうが親切かもしれません。)

翻訳の仕事に没頭しているとつい文字情報だけに頼りがちですが、インターネットを一種の図鑑として活用するこの方法、気が向いたときにでも使ってみてはいかがでしょうか。
[PR]
# by eigoyasan | 2005-05-08 10:15 | 仕事の小道具

Google検索の基本

前にとあるところで開いた講座でGoogleの使い方についてちょっと触れたところ、受講者の皆さんが熱心にメモを取っていました。もしかしたら、Google検索術のノウハウがあまり知られていないのかもしれません。

ご存じかもしれませんが、私が英語の用例検索によく使う方法を書いておきます。
  • 単語AとBの間を空白で区切ると、「and検索」になります。この場合、検索されたウェブページのどこかにそれらの語が使われている例を引いてきます。
    (検索結果)....A....B....
  • A+Bを連語(フレーズ)として検索したい場合は、"A B"と半角の引用符でくくります。
    (検索結果)....A+B....
  • AとBの間に何でもいいから別の語が挟まれる例を調べるには、"A * B"のようにワイルドカード(*)を入れます。
    (検索結果)....A * B.... (* は任意の語)

こうやって検索した結果として用例がたくさん出てくれば、その英語が実際に通用していることがわかります。

なお、検索エンジンの使い方については、翻訳者の海野さん(『ビジネス技術実用英語大辞典』の編纂者)が開設されているウェブサイト"CyberScope"に詳しく解説されていますので、よろしければご参照ください。
[PR]
# by eigoyasan | 2005-05-07 14:00 | 仕事の小道具

Googleツールバー

訳語や用例の検索にGoogleを使うことがやたらと多いので、私のパソコンのブラウザ(IE6)にはGoogleツールバーを常駐させてあります。

もちろん、Googleのウェブサイトを開けば検索できるのですが、 Googleツールバーをブラウザの上部につねに表示しておくことで、どこからでもすばやく言葉を探すことができるようになりました。

このツールバーにはいろいろな機能がついているようですが、全部を表示させるとツールバーまわりがごちゃごちゃして使いにくいので、「オプション」から必要な機能ボタンだけ表示させて使っています。翻訳の仕事で使う私のブラウザで表示させている機能は次のとおりです。
  • 「サイト検索」ボタン: 同じサイト内だけで検索できます。たとえば、ある会社で使われている名称や用語に絞って検索するときに威力を発揮します。
  • 「上へ」ボタン: これを押すとひとつ上の階層に上がれます。ウェブサイト内のリンク構造がよくわからない場合、これでいちばん上まで行ったほうが早く探せることがあります。
  • 「ハイライト」ボタン: 検索しているキーワードをマーカー(黄、青、赤など)でハイライト(強調)表示してくれます。
  • 「キーワード検索」ボタン: 検索しているキーワードごとにウェブサイトを検索して回れます。いちいちブラウザの「検索」機能を使わなくてもいいので能率的。
  • ポップアップブロッカー: ウェブサイトを開くたびに出てくるうるさいポップアップ広告を阻止してくれます。(なお、これと同様の機能がWindows XPの最近のサービスパックでもつけられたようです)。

検索エンジンはGoogle以外にもいろいろとありますが、翻訳の用語調べにはGoogleがいちばん便利かと思います。私にとってはもはや手放せないツールになっています。
[PR]
# by eigoyasan | 2005-05-06 23:13 | 仕事の小道具
在宅で細々と翻訳業を営んでいる私のパソコン活用術はつねに試行錯誤の連続。かつて会社に勤めていたときは詳しい人に聞けたものですが、ひとりで仕事をしている現在は、あちらこちらを検索して回りながら便利なものを探して使っています。

ありがたいことに、この世の中にはとても奇特な人が多いらしく、インターネットでちょっと探してみると、使い勝手の良いフリーウェアやウェブサイトがごろごろと見つかります。貧乏な私は、高価な装置やソフトウェアにはなかなか手が出ませんが、この類のものなら気軽に導入して試すことができます。このカテゴリー「仕事の小道具」では、私が愛用している安くて(というかほとんどはタダの)便利な小道具の類をご紹介していきたいと思います。

ちなみに、ちょっと気の利いた小道具のことを英語で gadget とか gizmo (後者は映画『グレムリン』でもモンスターの愛称として使われた言葉ですね)といいます。文脈によっては「おもしろいけど、あまり役に立たないもの」というニュアンスもあるようですが、安物の小道具で仕事に工夫ができたときの喜びはまた格別!
[PR]
# by eigoyasan | 2005-05-06 22:42 | ご案内

shoot (撮影する)

take a picture(写真を撮る)という表現ははるか昔、中学生のときに習った。このtakeは他動詞だから、picture(写真)という目的語を伴わないと使えない。

「~を」という目的語を取らずに「撮影する」と言いたいときは、shootという自動詞を使えばいい。たとえば、To shoot, press this button.(撮影するには、このボタンを押してください)と言うことができる。

shootにはもちろん「(銃などを)撃つ」などの意味もある。動詞の意味はともかく、それから派生した名詞のshotは「ショット」というカタカナ語で日本語化している。ゴルフや写真撮影で「ベストショット」といえばおなじみの言葉だろう。

shootは他動詞でも使う。Googleに入れて検索してみたら、How to shoot a video(ビデオの撮影方法)といった用例が出てきた。

ただし、「(人)の写真を撮る」という意味で「shoot +(人)」とは言わないようだ。こういうと、その人を(銃などで)「撃つ」という意味に取られるからだろうか。この場合はtake your (or his, her) pictureと言ったほうが無難かもしれない。 

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第5号掲載) ©Yoshifumi Urade 2003
[PR]
# by eigoyasan | 2005-05-06 09:23 | こんな英語、見つけたよ
ビジネス誌『財界』(隔週刊)にコラム「英楽通法」をもうひとりの方と交替で連載しています。900字程度の短いコラムですが、英語のキーワードを紐解きながら、時事問題やら身の回りのことについてあれこれ勝手なことを語っています。

私の執筆している記事は、だいたい毎月第2週の火曜日に発売される号に掲載されています(次号は5/10の発売予定)。

なお、この「英楽通法」の前号掲載分は私のホームページでお読みいただけます。よろしければお暇なときにでもどうぞご覧ください。
[PR]
# by eigoyasan | 2005-05-01 09:38 | ご案内

AA batteries (単3電池)

海外で生活した経験のない私の場合、身近にあるものを英語で何と言うのかわからないことがままある。

たとえば、各種の電池を英語で何と呼べばいいか。「バッテリー」というカタカナ語になっているくらいだから、電池のことをbatteryというところまではわかる。しかし、電機メーカーに勤めるまでは、個々の電池、たとえば「単3」電池を英語で何と言うのか知らなかった。

規格の違いからか、米国では各サイズの電池の呼び方が日本語とはまったく異なる。もっともよく使う単3電池は AA [発音は"double A"] batteryという。たとえば、「単3電池4本で動く」なら、work on four AA batteries (またはAA cells)と言えばいい。

単3よりひとまわり小さいは単4は AAA ["triple A"]という。最近はあまり使うことがないせいか、本稿を書くまで忘れていたが、単1はなぜか D 、単2は C というらしい。

乾電池の種類はせいぜいこれくらいだから、まだいい。サイズが様々なボタン電池を買うのは面倒だ。「CRの何番」とかいうややこしい名称を知らないと、日本語でも買えない。私の場合、使い切った電池を取り出して、店まで持っていって見せながら、「このタイプの電池をちょうだい」(I'd like to have a battery of this type, please.)と言うことにしている。

作る側の都合で作られた規格やら名称を、素人がいちいち覚えてもいられない。

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第4号掲載) ©Yoshifumi Urade 2003
[PR]
# by eigoyasan | 2005-04-30 09:32 | こんな英語、見つけたよ
これから行楽シーズンに入り、真新しいデジタルカメラを持って写真を撮る機会が多くなるかもしれない。

その昔は写真撮影といえば、素人でもそれなりの知識や技術が必要な趣味の領域であったが、AF(オートフォーカス)カメラが出現するに至って、距離計(rangefinder)や露出計(exposure meter)を頼りに焦点距離や絞りをいちいち調整することなく、誰でも手軽に写真が撮れるようになった。

とはいえ、写真の構図くらいは、撮る人が自分で決めないといけない。普通はそのまま横向きの画像で撮ることが多いだろうが、人物の全身を撮るなら縦向きにしたほうがいい場合もある。

この「縦向き(縦長)」と「横向き(横長)」を英語で言う場合、日本語の発想そのままにそれぞれverticalと horizontalと言ってもいい。たとえば、「写真を縦向きに撮る」はtake a vertical shotという。

しかし、英語にはこれとは別に、portrait(縦向き)、landscape(横向き)という言い方がある。portraitには「肖像画」、landscapeには「景色」という意味があり、おそらくはそういう用途に由来した言い方だろう。今日ではその原義とは別に、画像や用紙の向きについて「縦向き」「横向き」という意味でも使われている。

たとえば、この意味のportraitを使ってdisplay the document in portrait orientation(文書を縦長に表示する)ように言うことができる。

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第3号掲載) ©Yoshifumi Urade 2003
[PR]
# by eigoyasan | 2005-04-22 17:56 | こんな英語、見つけたよ