ここしばらく、仕事の都合や個人的な事情によってこの「『英語屋さん』の翻訳薬膳」の更新を見合わせてきましたが、Web 2.0(第2世代ウェブ)と呼ばれるインターネット新時代にRSSで情報を発信する重要性は無視できず、ここで心機一転、新しいブログを始めることにしました。
exciteブログに開設させていただいたこの旧ブログは、デザインや使いやすさがとても気に入っていたのですが、RSSリーダーや専用ライターなどのアプリケーションの導入を機会に、gooブログに移行することにしました(お世話になったexciteブログの皆様、ごめんなさい…)
今後こちらの旧ブログのほうは更新しませんが、私にとっては初めてのブログでもあり、また思い出もたくさんつまっていますので、管理者のほうから削除されない限り、当面は閉鎖しないでこのままにしておきます。
長い間ご覧いただき、ありがとうございました。読者の皆様とは、新しいブログで、また別の形でお目にかかりましょう。
なお、この「英楽通法」のそれ以前の掲載分は私のホームページ(コラム「英楽通法」バックナンバー)でお読みいただけます。よろしければ、お暇なときにでもどうぞご笑覧ください。
『不惑の楽々英語術』について詳しくはこちらでご覧ください。
新著『不惑の楽々英語術』に書いたこともちょっとしゃべっています。もしご興味がありましたら、どうぞご笑覧ください。
●書名 不惑の楽々英語術
●著者 浦出 善文
●発行元 集英社(集英社新書)
●定価 714円(本体:680円)
●発行日 2006年2月22日
集英社新書から出すものとしては『英語屋さん』(2000年)、『英語屋さんの虎ノ巻』(2001年)に続いてこれが3冊目の著書となります。
今回は特に、数々の現場で経験を重ね、知識を蓄積してきた人生のベテランの皆様に必要な英語術、コミュニケーションスキルはどういうものかということを念頭に置きながら、翻訳・通訳や教材制作の仕事に携わってきた私自身のノウハウを交えて書き上げました。
本書の関連情報と最新のご案内は、著者のウェブサイトに開設した『不惑の楽々英語術』著者によるPRおよび補足のページをご覧ください。
この「州兵(州軍)」、元の英語は(the) National Guard という。文字通りの意味は「国家(国民)防衛隊」くらいだろうか。その制度について詳しいことは私も知らないが、各州が運営する一種の民兵組織のようなものらしい。平時は自分の仕事をしながら、年に何回か軍事訓練に参加するだけで手当がもらえるようだ。
そのため、手軽な小遣い稼ぎくらいの気持ちで志願する米国人もいるようだが、イラク戦争という「戦時」になって、州兵の一部は合衆国陸軍に編入され、イラクに送られているという話をテレビのドキュメンタリー番組で見た。これには驚いた。現在ではそう簡単には徴兵逃れの手段としては使えないようだ。つい昨日まで七面鳥にエサをやって暮らしていた田舎の牧場主が、砂漠用の迷彩服に身を固めて射撃訓練をしている。
かつて戦時下のこの国にも「郷土防衛隊」という半官の民兵組織があって、沖縄のように戦場になった場所では戦地に狩り出されたらしい。この種の組織は、平時にあっては火事のほとんどない田舎の消防団のようなものだが、戦争が起きると矢面に立たされるものらしい。
(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第27号掲載) ©Yoshifumi Urade 2004
使ったことのある方ならご存じかと思いますが、"e-card"といっても、カードそのものはメールに添付されません。メールにはそのe-cardのあるウェブページのURLだけが書いてあって、それをクリックしてブラウザで開いて見るようになっています。この方法だとメールも重くなりませんし、時間のあるときにゆっくりと見られます。
ブログでご紹介したものも含めて、これらのe-cardサイトは広告収入で運営している無料のサービスが多いようですが、中には有料(会員制)で提供しているものもあるようです。また、送信する際に選択肢のチェックを外しておかないと、広告メールを送ってくることがあるようですので、利用する前によく注意書きを読んだほうがいいでしょう。
それから、e-cardのウェブサイトを見るのは時間があるときにしたほうがいいと思います。カードのアニメーションや音楽が楽しくて、つい次から次と見入ってしまいますから。
<アメリカのe-card(英文)サービスサイト>
Hallmark (クリスマスカードはページ左手のHolidaysの欄のChristmasをクリックすると出てきます)
RiverSongs (クリスマスカードはページ左手のChristmasをクリックすると出てきます
第一院(衆議院)に小選挙区制を導入した日本でも二大政党制(two-party system)への移行が進んでいる。これらの政党に所属する政治家やそれに与する評論家には、二大政党制への移行があたかも世界の潮流であるかのようにぶっている人がいるようだが、もし本当にそう思っているとしたら、無知もいいところだ。
たしかに、米英などは伝統的に二大政党制だが、それはむしろ、小選挙区制という古いシステムをとり続けている結果としてそうなっているだけ。しかし、ひとつの選挙区からひとりしか選ばれない小選挙区はいわゆる「死に票」が多く、民意を忠実には反映しない。それを補正する意味もあってか、衆議院では申し訳程度に比例代表制も併用している。
考えてみると、ボーダーレス化が進んでいる今日、小選挙区という狭い地域から代表を選んで国会に送るという旧来型の選挙制度自体がすでに時代遅れになっているようにも思うのだが、どういうわけか、そういうことはあまり論じられないようだ。
(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第25号掲載) ©Yoshifumi Urade 2004
※日本の選挙制度の問題については、コラム「英楽通法」(連載第105回「過剰代表」)でも取り上げました。